エリオット波動を使った下降トレンドの見分け方は?1波 見つけ方やカウント方法を解説!

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エリオット波動を使った下降トレンドの見分け方は?1波 見つけ方やカウント方法を解説!

投資において「下落は上昇よりも勢いが強い」と言われ、下降トレンドを正しく見分けることは強い武器になります。

しかし、実際には下降トレンドを正しく見分けるのは至難の業。戻ったと思ったらまた下がるし、下げたと思ったら急に反発する……そこでエリオット波動を使おうとしても、「数え方が分からない」「人によって言うことが違う」「結局使えない」と感じる人が多いはずです。
でも実は、エリオット波動は“当てるため”に使うと難しくなり、“守るため”に使うと急に実用的になります。この記事では、下降トレンドの5波と3波の見方、5波の特徴と終盤の考え方、修正波の扱い、フィボナッチで戻り幅を測る手順、そしてカウント精度を上げる型まで、順番に整理していきます。読み終わるころには、波動が「迷いを増やす理論」ではなく、「迷いを減らす道具」に変わるはずです。

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下降トレンドでエリオット波動は本当に役に立つ?「使えない」と感じる原因は?

知的な男性

チェックポイント

・なぜ「エリオット波動は使えない」と言われるの?
・下降トレンドで起きがちなカウントの落とし穴は?
・そもそもエリオット波動は何を当てるための道具なの?
・勝ちやすい人がやっている「当てにいかない使い方」とは?
・使える場面・使いにくい場面をどう切り分ける?

なぜ「エリオット波動は使えない」と言われるの?

「エリオット波動は使えない」と言われがちなのは、“当てにいく道具”として使われやすいからです。波動論は未来をピタッと当てる予言ではなく、「今の値動きが、推進(勢い)っぽいのか、修正(休憩)っぽいのか」を整理する地図みたいなもの。なのに、無理に5波まで数えて「次はこうなるはず」と決め打ちすると、外れた瞬間に全部が崩れます。
さらに下降トレンドは、急落→戻り→再下落…が速くて荒いことが多く、形がきれいに見えません。カウントが人によってズレるのも普通です。だからこそ大事なのは「唯一の正解」を探すより、「複数シナリオを置いて、崩れたら撤退する」使い方。波動は当てるためじゃなく、負けを小さくするために効きます。

下降トレンドで起きがちなカウントの落とし穴は?

下降では特に「戻りが強い」場面で迷います。下げが続く途中でも、短期的にはグッと反発しますよね。ここで「トレンド転換だ!」と早とちりして、下げの途中の2波や4波を“新しい上昇の1波”と数えてしまうのがあるあるです。
もう1つは、時間軸を混ぜる落とし穴。5分足では上昇に見えても、日足ではただの戻り、みたいなズレが起きます。カウントは「同じ時間軸の中で」やるのが基本。
対策はシンプルで、
①まず大きい足(例:日足→4時間→1時間)で大枠を決める
②小さい足は“入口の形”を見るだけ
③迷ったら「今は修正の中」と割り切る。

これだけで「どれが1波?」地獄がかなり減ります。

そもそもエリオット波動は何を当てるための道具なの?

波動論が得意なのは「いまどの局面か」を言語化することです。たとえば下降トレンドなら、

  • 推進:下げが主役(1・3・5)
  • 修正:戻りが主役(2・4)
    という“役割分担”があります。これが分かると、「戻りで追いかけ売りしない」「勢いの波で無理な逆張りをしない」など、判断が一気に楽になります。
    そしてもう1つは“損切り位置”の設計。波のルール(後で出します)があるので、「ここを超えたらカウントが崩れる=撤退」の線が引きやすい。未来を当てるより、“間違いを早く認める仕組み”を作るのが、波動の強みです。上手い人ほど、波動を「当てる」より「外した時に小さく負ける」ために使っています。

勝ちやすい人がやっている「当てにいかない使い方」とは?

勝ちやすい人は、波動を「予想」より「条件分岐」に使います。たとえば下降局面で、

  • もし今が2波の戻りなら:戻り高値の少し上を損切りにして売り場を探す
  • もし今が転換の初動なら:高値更新が続くはずなので、売りは見送る
    という感じで、“どちらでも対応できる形”にします。
    ポイントは「カウントが合っているか」より、「崩れたらすぐ分かるか」。そのために役立つのが、トレンドライン・チャネル(平行線)・直近高値安値です。波動が得意じゃなくても、価格が「直近の重要ライン」を超えたら撤退、というルールがあるだけで生存率が上がります。波動は“分析の飾り”じゃなく、“撤退のトリガー”として使うと一気に実戦的になります。

使える場面・使いにくい場面をどう切り分ける?

波動が使いやすいのは「大きな流れが出ている時」です。具体的には、安値更新が続き、戻りも一定のリズムで起きる下降トレンド。こういう時は、2波・4波の戻りを待って売る、という戦い方がハマりやすいです。
逆に使いにくいのは、レンジ(ヨコヨコ)やニュースで乱高下している時。こういう場面は、波が細切れになって「どれでも数えられる」状態になります。
切り分けの目安として、

・「高値切り下げ+安値切り下げ」が続いているか
・移動平均の向きがそろっているか
・ボラが極端に大きすぎないか

を先に見ましょう。波動は万能ではありませんが、「使う場所」を選べば十分に武器になります。

エリオット波動の下降5波とは?どんな形で進む?

手書きの投資チャート①

チェックポイント

・エリオット波動の下降5波って何?基本の流れは?
・エリオット波動の1波・2波・3波・4波・5波をどう見分ける?
・下降トレンドの「5波が出やすい場所」はどこ?
・下降5波が崩れやすいパターンはある?
・下降5波を数えるときのルールは?

エリオット波動の下降5波って何?基本の流れは?

下降トレンドの「下降5波」は、ざっくり言うと“下げの波が5つの段階で進む”考え方です。下げが主役の波(1・3・5)と、息継ぎの戻り(2・4)が交互に入ります。

イメージは階段です。
①ドンと下げて、
②少し戻って、
③もう一段強く下げて、
④また戻って、
⑤最後に下げ切って。

ここで多い誤解が「5波が終わったら必ず上昇!」ですが、実際は“いったん下げが一巡しやすい”くらいの温度感。5波後は、3波構成の戻り(A-B-C)になりやすいと言われますが、規模や形はバラバラです。
だから実戦では「5波が出たら買う」より、「5波が終わりそうなら、売りの追撃は控え、利確や撤退を考える」が安全です。

エリオット波動の1波・2波・3波・4波・5波をどう見分ける?

見分けのコツは「役割」を先に決めることです。下降では、1・3・5が下げの主役、2・4が戻り(休憩)です。だからまず「いま下げが主役の局面に見えるのか」「戻りが主役の局面に見えるのか」を切り分けます。
次に、基本ルールで“ダメな数え方”を消します。推進波(1〜5)の代表的なルールは、2が1の起点を割り込まない、3が(1・3・5の中で)最短にならない、4が1の値幅に重ならない、の3つがよく知られています。もしどれかを破ったら、その数え方は一旦捨てるのが安全です。
実際の現場では、最初から完璧に当てる必要はありません。「これは1波っぽい」「これは2波っぽい」という仮置きをして、ルール違反が出たら素早く撤退・組み替えします。波動は正解探しというより、間違いを早く見つけるためのフィルターとして使うと強いです。

下降トレンドの「5波が出やすい場所」はどこ?

5波が出やすいのは、ざっくり言うと「市場がもう疲れているのに、最後の一押しが出る場所」です。たとえば、重要な安値を一度割ったあとに戻りが弱く、再び下に押し込まれる場面。あるいは、4波の戻りが横ばい気味で、エネルギーを溜めたように見える場面です。
ただし注意したいのは、5波は“どこでも起き得る”こと。なので「場所」で決め打ちするより、「4波の戻りが終わったか」を判断してから、5波に備える流れが現実的です。4波終わりの目安としては、戻りが止まって小さな下落の形が出る、戻り高値を更新できなくなる、戻りの勢いが明らかに鈍る、などが使われます。
また、波動の教科書的には、5波は3波ほどダイナミックでないことが多い(延長する場合を除く)とも整理されます。 だから「勢いが弱い下げ=5波っぽい」という観察も役に立ちますが、これも絶対ではありません。結局は、ルール違反の有無と、直近高値安値の更新方向を優先するのが安全です。

下降5波が崩れやすいパターンはある?

崩れやすい代表は「5波が伸びないのに、下げが終わった気配だけ出る」形です。典型は、5波が3波の安値をほんの少し更新する程度で止まり、その後の戻りが強くなるケース。5波が前の下げを超えられない形は「トランケーション(短縮)」として説明されることがあります。
もう1つは「終盤だけ急に荒くなる」形。最後の投げ売りや、ストップを巻き込む動きで、5波が急落して終わることがあります。これ自体は5波の特徴として語られますが、急落後は反発も大きくなりやすいので、追いかけ売りが危険になりがちです。
崩れやすさを見抜くコツは、「価格は安値更新しているのに、勢いが弱い」「戻りが前より強い」「下げの幅は出ていないのに、時間だけかかっている」などの違和感を拾うこと。ここで“5波が終わった断定”は不要で、「追撃を控える」「利確を優先」「損切りを浅くする」など、行動を守り寄りに変えるだけで十分です。

下降5波を数えるときのルールは?

下降5波を扱ううえで、最低限として覚えておくと混乱が減るルールが3つあります。
1つ目は「2波は1波の起点を超えない」。下降なら、2波の戻りが1波の始点(高値)を上抜けたら、その数え方は破綻しやすいです。
2つ目は「3波は最短にならない」。下降の主役は3波であることが多いので、3波が弱すぎる数え方は疑った方がいいです。
3つ目は「4波は1波の値幅に重ならない」。ただし、例外的な形(ダイアゴナルなど)では重なりが起きる説明もありますが、初心者のうちは“基本は重ならない”で整理しておく方が安全です。
そして実戦で一番大事なのは、ルールは「当てるため」ではなく「違ったら捨てるため」に使うことです。波動は、当たった時に大きく儲けるより、外れた時に小さく逃げる設計がしやすいのが強みです。

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エリオット波動の下降3波はどう見つける?一番伸びやすい波の見抜き方は?

投資のチャート

チェックポイント

・エリオット波動の下降3波って何?なぜ重要なの?
・下降3波が「伸びやすい」と言われる理由は?
・下降3波っぽいのに伸びない…それは何が違う?
・下降3波を狙うなら、どこで入ってどこで逃げる?
・下降3波と「トレンド転換の初動」を混同しないコツは?

エリオット波動の下降3波って何?なぜ重要なの?

下降3波は、5波構成の中で「いちばん伸びやすい主役の下げ」として扱われることが多い波です。感覚的には、1波が“下げの始まりの合図”で、2波が“戻って安心させる揺さぶり”、そして3波で「やっぱり下げだった」と市場が一斉に気づいて加速しやすい、という流れです。
この波が重要なのは、方向と勢いが一致しやすいからです。トレンドフォロー(流れに乗る)の基本は「伸びるところだけを狙う」ことですが、3波はその条件に近づきやすい。逆に言えば、3波を狙う発想がないと、2波の戻りで買ってしまったり、5波終盤で追撃してしまったりして、リスクのわりにリターンが小さくなりがちです。
もちろん「必ず伸びる」ではありません。ただ、波動論の枠組みだと3波が中心になりやすいので、分析の優先順位として「まず3波候補を探す」だけでも、売買の迷いが減ります。

下降3波が「伸びやすい」と言われる理由は?

伸びやすい理由は、参加者の心理がそろいやすいからです。1波の時点では「ただの押し目かも」「たまたま下げただけかも」と迷う人が多いです。2波で戻ると、「やっぱり上がるじゃん」と安心する人も出ます。そこで3波の下げが始まると、買いで入った人の損切り、戻り売りを待っていた人の新規売り、トレンドを追う人の追随売りが重なりやすく、下げが加速しやすい構図になります。
この整理は“教科書どおりに当てる”話ではなく、「そういう力が集まりやすい場所がある」という意味です。だから実戦では、2波の戻りが終わったら、3波に備えて「戻り高値の上を損切りにする」「直近安値割れで売りを検討する」など、再現できる形に落とし込みます。
波動そのものより、損切りの置き方が具体的になる点が、3波を意識する最大のメリットです。

下降3波っぽいのに伸びない…それは何が違う?

「3波だと思ったのに伸びない」原因は、だいたい3パターンに分かれます。
1つ目は、そもそも大きな時間軸では下降トレンドではないケース。小さな足では下げが強く見えても、上位足ではただの調整だった、というズレです。これを防ぐには、最低でも1つ上の時間軸で「高値切り下げ・安値切り下げ」になっているか確認します。
2つ目は、2波の戻りが終わっていないケース。戻りがもう一段続くのに、早く売りすぎて押し戻される形です。対策は「戻りの終わりの形」を待つこと。たとえば、戻り高値を更新できなくなって小さな下げが出る、戻りの角度が鈍り横ばいになる、などです。
3つ目は、カウントの取り違えです。実は3波ではなく、修正波の途中(A-B-CのAなど)だったり、複合修正の一部だったりします。修正は形が多いので迷いやすいですが、「勢いが続かない下げは、推進より修正を疑う」というだけでも大外しが減ります。

下降3波を狙うなら、どこで入ってどこで逃げる?

狙い方はシンプルに「2波の戻りを待って、終わったら売る」が基本になります。ただ、ここで大事なのは“入る場所”より“逃げる場所”です。波動が苦手でも、逃げを先に決めれば戦えます。
売りの候補は、2波の戻りが止まった後の、直近安値割れや戻り安値割れなど。損切りは「2波の戻り高値の少し上」に置くのが分かりやすいです。もしそこを超えたら、「2波が終わった」という前提が崩れやすいからです。
利確は、3波が伸びる前提に乗るなら段階的が安全です。たとえば「前の安値付近で一部利確」「伸びたらトレーリングで追う」など。3波は強いことが多いと言われますが、相場は例外が普通に起きます。だから“伸びるまで耐える”ではなく、“伸びた分だけ取る”発想にすると、精神的にも楽になります。波動は、判断を増やす道具ではなく、判断を減らす道具として使うのがコツです。

下降3波と「トレンド転換の初動」を混同しないコツは?

いちばん混同しやすいのは、下降トレンドの途中に出る強い反発です。これを「転換だ」と見てしまうと、2波や4波の戻りを新しい上昇の1波と勘違いしやすいです。
混同を減らすコツは、転換を“形”で決めないことです。転換は「上昇の高値更新が続く」「下落の高値切り下げが止まる」「戻りが押し目として機能する」など、構造が変わったかで判断します。具体的には、下降の途中なら「戻りで前の重要な戻り高値を超えたか」「超えた後に押しても崩れず、再び高値を更新できたか」を見ます。
波動で言えば、5波が終わって修正(A-B-C)に入る局面は“上がることもある”けれど、そこで即トレンド転換とは限りません。転換を確定させようとすると負けやすいので、「転換の可能性が出たら売りの追撃を控え、構造が変わるまで待つ」という運用が現実的です。

エリオット波動の5波の特徴は?終わりを疑うサインと長さの目安は?

投資のチャート分析

チェックポイント

・エリオット波動の5波の特徴は?よくある見た目は?
・エリオット波動の5波が弱いとき・強いときの違いは?
・エリオット波動の5波の長さはどれくらい?目安はある?
・エリオット波動の5波が延長するのはどんなとき?
・5波の終盤で「トレンド転換」を疑うポイントは?

エリオット波動の5波の特徴は?よくある見た目は?

5波は「最後の下げ」として語られやすい波で、見た目にもいくつか“ありがち”があります。たとえば、3波ほど勢いが続かず、下げの角度が鈍る。あるいは、下げているのに戻りも大きく、値動きが荒く感じる。こういう場面では、トレンドが終盤に近づいている可能性が高まります。
一方で、5波が延長して強烈に伸びるケースもあります。特に恐怖や投げ売りが重なると、最後の最後で加速することもあります。だから「5波=弱い」と決めるのは危険です。大切なのは“相対比較”で、3波と比べてどうか、4波の戻りがどれくらい整理されたか、などを見ます。
波動の説明では、5波は3波より動的でないことが多いが、延長する場合は例外、という整理が見られます。 この「多いが例外もある」を前提にすると、5波の特徴は“断定材料”ではなく“警戒材料”として使えるようになります。

エリオット波動の5波が弱いとき・強いときの違いは?

弱い5波は、価格は安値更新しているのに、勢いが続かないタイプです。下げているのに戻りも強く、下げのたびに買い戻しが入る。こうなると「売りで取り切る」より、「利確を優先して守る」方が合いやすいです。
強い5波は、恐怖が一気に広がるタイプです。下げが止まらず、出来高や値幅が急に大きくなることもあります。説明としては「パニックがピークで5波が伸びる」という見立てが語られます。
実戦の違いは、エントリーよりも“管理”に出ます。弱い5波では、戻り高値が近いので損切りは浅く置けますが、利幅も伸びにくい。強い5波では、利幅は伸びる一方、途中の戻りも激しくなりやすいので、分割利確や建値ストップなどで取りこぼしを減らす工夫が必要です。5波を「当てる」のではなく、「弱いなら守る、強いなら段階的に取る」というふうに、行動の型に変えておくのがコツです。

エリオット波動の5波の長さはどれくらい?目安はある?

長さは相場次第で、必ず当たる目安はありません。ただ、ガイドラインとしてフィボナッチ比率がよく使われます。たとえば「5波は1波と同じくらい」「5波は1〜3波の合計に対して一定割合」などの考え方です。
でも、初心者がいきなり長さ当てをすると迷子になりがちです。おすすめは「計測は1つだけ」に絞ること。たとえば下降なら、1波の値幅を測り、4波の戻り終点から同じ値幅を下に当てる。これで「だいたいこの辺まで来たら、5波の終盤かもしれない」という警戒ラインが作れます。
重要なのは、目安に到達したら逆張りすることではありません。目安に近づいたら「追撃は控える」「利確を優先」「損切りを浅くする」など、守りの行動に切り替えるために使います。波動とフィボナッチは、未来の一点を当てる道具というより、リスクを下げるための距離感を作る道具として使う方がブレません。

エリオット波動の5波が延長するのはどんなとき?

延長は「最後の最後で熱狂(または恐怖)が極端になる」ときに起きやすいと言われます。下降の場合は、悪材料が重なったり、投げ売りが連鎖したり、ストップ注文が巻き込まれたりして、下げが加速する場面です。説明としても、5波の延長は市場心理のピークと結びつけて語られます。
ただし、延長を見抜くのは難しいので、最初から「延長する前提」でポジションを持つのはおすすめしません。現実的には、5波の途中で想定より下げが続いたら、「利確を分割する」「ストップを段階的に下げる」などで対応します。
延長に見えるけど実は“別の波”ということもあります。たとえば、5波だと思った下げが、さらに大きい時間軸の3波の一部だった、というズレです。だから延長を断定せず、「想定より伸びたら、取れる分だけ取って、崩れたら逃げる」という管理が一番強いです。

5波の終盤で「トレンド転換」を疑うポイントは?

終盤のサインとしてよく語られるのは、勢いの鈍化や、オシレーターでのダイバージェンス(価格は安値更新でも指標は更新しない)などです。5波ではダイバージェンスが出やすいという説明も見られます。 ただし、指標はだましも多いので、単体で転換を決めない方が安全です。
実務で使いやすいチェック項目は、次のように“価格の構造”に寄せることです。

チェック項目何が起きたら注意?行動の例
安値更新の質安値は更新したが、すぐ戻る追撃停止、利確優先
戻りの強さ戻りが前より深く、速い損切りを浅く、建値撤退
重要ライン戻りで直近の戻り高値を超える売り目線を一旦停止
時間下げに時間がかかり始める“終盤かも”で守り

ここまで揃っても、即転換とは限りません。ただ「下げ一本槍で攻める局面ではなくなった」可能性が高いので、攻め方を変える合図にはなります。波動は転換を当てるより、転換の可能性が出たら無理をしない、という安全運転に向いています。

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エリオット波動の修正波とは?フィボナッチで戻り幅をどう測る?カウントの精度を上げるには?

エリオット 波動 下降 トレンド

チェックポイント

・エリオット波動の修正波って何?推進波と何が違う?
・修正波の代表的な形(ジグザグ・フラットなど)はどう覚える?
・エリオット波動とフィボナッチはなぜ相性がいいの?
・フィボナッチで「戻りの目安」をどう引く?どこを起点にする?
・エリオット波動のカウント精度を上げるコツは?
・この記事のまとめ

エリオット波動の修正波って何?推進波と何が違う?

修正波は、トレンド方向とは逆に動く「休憩の波」です。下降トレンドなら、修正波は上方向の戻りになります。推進波(1・3・5)が“主役の方向”に進むのに対し、修正波(2・4やA-B-C)が“整える時間”を作ります。
初心者が苦しむ理由は、修正波は形が多いからです。推進波はルールが比較的はっきりしていますが、修正波はジグザグ、フラット、トライアングル、複合修正など、見た目がバラバラです。 だから「修正は難しい」と割り切るのがむしろ近道です。
実戦での扱い方はシンプルで、修正波は“取りに行く場所”ではなく、“次の推進を待つ場所”になりやすい。下降なら、修正(戻り)で無理に売買を増やすより、「戻りが終わったら下げに乗る」ための準備時間と考えると、トレードが落ち着きます。

修正波の代表的な形(ジグザグ・フラットなど)はどう覚える?

覚え方のコツは、名前より「戻りの性格」で分類することです。
ジグザグは、鋭い戻りで、形としては5-3-5のように説明されます。フラットは、横ばい気味で、3-3-5のように説明されます。 トライアングルは、A-B-C-D-Eと5つに分かれ、重なりながら収束していく説明が一般的です。
でも、初心者が全部を厳密に当てるのは大変です。そこでおすすめは、「鋭い戻り=ジグザグっぽい」「横ばい=フラットやトライアングルっぽい」くらいの粗い分類で十分です。
重要なのは、修正の途中で無理に結論を出さないこと。修正は最後まで形が確定しにくいので、「戻りが止まってから」推進の再開を狙う方が事故が減ります。修正を完璧に数えるより、「推進に戻ったかどうか」を見張る方が、結果的に波動を使いこなせます。

エリオット波動とフィボナッチはなぜ相性がいいの?

相性がいいと言われる理由は、波の“戻り”や“伸び”の目安を数字で置けるからです。たとえば、戻りが38.2%、50%、61.8%で止まりやすい、といった説明がよく使われます。
ただし大事なのは「そこで必ず止まる」ではなく、「そこが意識されやすいから、反応が起きやすい」という理解です。フィボナッチは魔法ではなく、見ている人が多い目盛りのようなもの。目盛り付近では利確や新規が増えやすく、その結果として“止まりやすく見える”ことがあります。
波動と組み合わせると、2波や4波の戻りの深さを測り、「浅い戻りならトレンドが強いかも」「深い戻りなら慎重に」など、状況判断がしやすくなります。相場の未来を決めるのではなく、いまの強弱を測る物差しとして使うと、フィボナッチはかなり実用的です。

フィボナッチで「戻りの目安」をどう引く?どこを起点にする?

引き方で迷う人が多いので、手順を固定してしまうのがおすすめです。下降トレンドで、2波の戻りを測りたいなら、1波の起点(高値)から1波の終点(安値)にフィボナッチ・リトレースメントを引きます。そうすると、38.2%、50%、61.8%などの戻り目安が出ます。
次に、どこを“効いた”とみなすかのルールを作ります。たとえば「61.8%を明確に超えたら、2波が深すぎるので一旦カウントを疑う」「38.2%付近で止まったら、トレンドが強い可能性を優先」などです。
注意点は、フィボナッチは“線”ではなく“ゾーン”で見ること。ぴったりで止まらないことの方が多いです。だから「ラインに触れたら即売り」ではなく、「ゾーンで反転の形が出たら売りを検討」のように、値動きとセットで使うと失敗が減ります。数字を信じるのではなく、数字で判断を整理する。これが正しい使い方です。

エリオット波動のカウント精度を上げるコツは?

精度を上げる一番の近道は、カウントの“順番”を決めることです。おすすめの型はこれです。
1)上位足で方向を決める:高値切り下げ・安値切り下げなら下降目線。
2)いきなり全部数えない:まず「推進か修正か」だけを決める。
3)推進ならルールで否定する:2が1の起点を超えていないか、3が最短になっていないか、4が1に重なっていないか。
4)修正なら“形を当てにいかない”:鋭いか横ばいかだけ見る。
5)フィボナッチは確認に使う:戻りが深すぎないか、伸びの目安に近いか。
この型のいいところは、迷ったときに戻る場所が決まっていることです。カウントで苦しくなる人は、細部から入ってしまいます。逆に、上から下へ「大枠→役割→ルール→確認」の順で見ると、カウントはだいぶ安定します。最後に大事なことを言うと、カウントは“固定”ではなく“更新”です。崩れたら直す。これが波動の前提です。

「エリオット波動を使った下降トレンドの見分け方は?1波 見つけ方やカウント方法を解説!」のまとめ

下降トレンドでエリオット波動を使うポイントは、「当てる」より「整理して守る」に寄せることです。下降5波は、下げの主役(1・3・5)と戻り(2・4)が交互に出やすいという枠組みで、特に下降3波は勢いが出やすい局面として意識されます。一方、5波は終盤のサインが出やすいこともあれば、延長して強烈に伸びることもあり、断定は危険です。
修正波は形が多く、完璧に数えようとすると迷いが増えます。だから、推進のルールで否定し、修正は粗く分類し、フィボナッチは“目安の距離感”として使う。この順番で見ると、カウントの精度よりも、撤退と管理の精度が上がります。波動の価値は、未来を言い当てることではなく、無理な場面を避け、損切りの根拠を作れることにあります。